マクドナルドは血液を油でドロドロにするのか?

マクドナルド、恐るべし。 - 世界はあなたのもの。

6時起床。昨日の昼にマクドナルドでハンバーガーを食した。その3時間後に献血に行ったのだがいつも通りに採血されて献血の順番を待っていたらいつもと違う問診室に呼ばれた。さっき検査用の採血を行ったおばはんが俺に昼飯はなにを食ったか聞いてくる。マクドナルドと伝えたら「やっぱり、マクドナルドはだいたいビンゴやね」とのたまう。そして遠心分離にかけた俺の血液を見せてくれたが見事に油の層が出来ていた。いずれは腎臓や肝臓で処理されて体外に排出されれるものなのだが今のままの血液は使えないとのこと。マクドナルド、恐るべし。

 マクドナルドと献血に関するエントリを見た。昨日同じような内容をTwitterでも見たが、同じ人だったらしい。ブコメにも同じような経験があるという人が居た。詳しい状況は分からないけど、どうも採血をする方の経験上の知識であるようだ。

 ふつうに考えて、脂っこい食べ物全般ならともかく、とりあえず“マクドナルド”に限定した調査はわざわざしないと思う。おそらくこれは、採血から油が出た人に聞き取り調査をしたら、マクドナルドで食べてきた人が多かったという話ではないだろうか。

 ここで問題なのは、マクドナルドで食事をしてきても、血液から油が出なかった人はスルーされてしまうことだ。つまりこれは「マクドナルドで食べてきた人の血液からは油が出やすい」のではなく「血液から油が出た人はマクドナルドで食事をしてきた率が高い」なのだ。この2つには大きな違いがある。「血液から油が出た人はマクドナルドで食事をしてきた率が高い」から導かれる結論は「マクドナルドで食事をすると血液が油でドロドロになる」のではなく「血液から油が出るような人はマクドナルドを好む傾向が見られる」であるべきだ。

 これによりブコメに見られた「ラーメン二郎もアウトじゃないのか?」という疑問にも答えられる。ラーメン二郎よりもマクドナルドの方が影響が大きいのではなく、単純に利用者の差だろう。血液から油が出た献血者の中の比率で言えば、ラーメン二郎がいかに有名店と言えど、マクドナルドほどメジャーであることはありえない。もちろん、単純にラーメン二郎の無い地域での体験談である可能性も高い。

 もちろんこれは伝聞の伝聞であり、採血のおばはんがどの様なデータに基づいて話したのかはわからない。