ニセ科学?ニセ占い?

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20100921010110

 本筋としては、子供に言うことを聞かせるために占いで騙すのはありか? ということになり、私は別に構わないと思った。

 ところで私が気になったのは、ブコメニセ科学という批判が何件も出ていることだ。

 血液型性格診断と言えば、ニセ科学の典型例としてよく挙げられるものだ。「血液型によって性格が異なるということが科学的に裏付けられている。」という主張はニセ科学に他ならない。

 しかし、血液型占いや星座占いと称して、科学の裏付けを主張しない場合もニセ科学なのだろうか?*1

 このケースでは、占い自体が教師による捏造であり根拠がないことは明白なので、教師が科学的裏付けを主張していることはないだろう。であれば、ニセ占いではあるがニセ科学という批判は的外れなのではないだろうか。

 ただし、生徒の間に血液型占いや星座占いが科学的であるという共通認識があり、教師がそれを利用しているという事実があるなら、教師自身が科学的であることを主張しなくてもニセ科学と言えるかも知れない。

 しかしそのような背景が分からないからには、ニセ科学という批判は勇み足ではないだろうか。

*1:ただし、「血液型占い」については、「血液型性格判断」と明確に区別されずに混同されている節があるので、「血液型占い」と称しても科学的裏付けを主張することはよく見られる。