青空文庫の電子ブック

電子書店パピレスでは、著作権保護期間が切れた作品を集めた青空文庫の作品を電子ブック化しており、無料でダウンロードできる。太宰治夏目漱石など、無料とはいえ名作が多い。惜しむらくは、青空文庫の書式で書かれたテキストファイルをそのまま電子ブックにしているので、ルビの部分も地の文になってしまっている。

こんな感じ
 夏目漱石《なつめそうせき》

まあ無料なので贅沢は言えないが。

 読もうと思いつつ読まずに過ぎてしまった「人間失格」や「坊っちゃん」などを読み、次に「吾輩は猫である」を探したが、見つからなかった。作品の長さによるファイルサイズの問題なのかな?もしかすると、「有料でも売れそうな作品だから」という可能性も…と勘ぐってみたが、太宰の「人間失格漱石の「坊っちゃん」「こころ」「三四郎」あたりまで収録されているのだから、たぶん邪推だと思う。

「我が輩は猫である」は青空文庫のサイトからtxtでもらってきて、pdfに変換してドキュメントビュアーで読むことにした。
 biblioの画面サイズだと、縦書きのpdfの方が読みやすそうなのだが、そのまま変換してもフォントが文字化けしてうまく表示できない。フォントを組み込むか、テキストではなく画像としてpdf化すれば表示できるが、サイズが大きくなってしまう。ファイルサイズが900kBぐらいになると、やっぱり表示出来なくなってしまうので、これも不便。結局、適当なフォントサイズを選んで横書きで変換している。出来ることなら自前で電子ブック形式に変換したいところなのだが、ソフトが無い。何かもっと良い方法は無いものかなあ。